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1次予防の固定量配合剤で心血管リスク低下

2021年9月9日  Lancet

大規模無作為化試験3件(TIPS-3試験、HOPE-3試験、PolyIran試験)の個別患者データ(1万8162例)を用いて、心血管疾患1次予防に用いる固定用量配合剤(FDC)にアスピリンを含めるべきかをメタ解析で検討。降圧薬2種以上とスタチンを含むFDC(アスピリン併用または併用なし)と対照(プラセボまたは通常治療)を比較した試験を対象とした。 その結果、中央値5年の追跡で、主要評価項目(心血管死、心筋梗塞、脳卒中、動脈血行再建術の複合)発生率はFDC群3.0%、対照群4.9%だった(ハザード比0.62、95%CI 0.53-0.73、P<0.0001)。アスピリン併用および非併用のFDCで主要評価項目のリスクが有意に低下し、アスピリン併用のリスクの方が低かった。脂質・血圧値および糖尿病、喫煙、肥満の有無に関係なく治療効果はほぼ同じだった。アスピリン併用では、対照群よりも消化管出血の頻度が高かった(19% vs. 11%、P=0.15)。...