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急性血便、国内1万例の内視鏡検査結果

2021年9月12日  専門誌ピックアップ

急性血便で入院した1万342例を対象に、大腸内視鏡検査による出血原因特定および転帰予測の可能性を日本の49の病院で実施した後ろ向きコホート研究で検討した(CODE BLUE-J試験)。 その結果、大腸内視鏡検査診断率は94.9%で、大腸憩室出血が最も多かった。30日再出血率は憩室症、小腸出血が高く、院内死亡率は血管拡張症(angioectasia)、悪性腫瘍、直腸潰瘍、上部消化管出血が有意に高かった。大腸内視鏡治療の実施率は憩室症、放射線性大腸炎、血管拡張症、結腸潰瘍、内視鏡後の出血で有意に高く、画像下治療は憩室症、小腸出血で必要とする患者が多かった。虚血性大腸炎および感染性大腸炎は転帰が良好で、治療率も低かった。受診時の無痛性血便発生率が高いと、直腸潰瘍、痔核、血管拡張症、放射線性大腸炎、憩室症、下痢、発熱、血行動態不安定などが有意に多かった。...