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β遮断薬が有効な心不全患者をAIで特定

2021年9月17日  Lancet

β遮断薬の二重盲検無作為化プラセボ対照試験9件の個別患者データを用いて、人工知能(AI)によるクラスタリングでβ遮断薬の効果が得られる患者集団を明らかにできるかを検討。左室駆出率(LVEF)50%未満の心不全患者1万5659例(年齢中央値65歳、LVEF中央値27%)を対象とし、追跡期間平均1.3年での全死因死亡を評価した。 その結果、洞調律患者(1万2822例)では、ほとんどの患者集団でβ遮断薬の死亡に対する効果が示されたが(オッズ比の範囲0.54-0.74)、重症度の低い高齢患者の集団では有意な効果が示されなかった(オッズ比0.86、95%CI 0.67-1.10、P=0.22)。心房細動がある患者(2837例)では、全体ではプラセボに比べてβ遮断薬による死亡率低下効果が見られなかったが(同0.92、0.77-1.10、P=0.37)、5つの患者集団のうち1つ(死亡リスクは低いが、平均的なAF患者とLVEFが同等の患者)では有意な死亡率低下が見られた(同0.57、0.35-0.93、P=0.023)。...