米医療システム8社のVaccine Safety Datalinkのデータ(12歳以上、1015万8003例)を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)の発症率を検討。Ad.26.COV2.Sワクチン(ヤンセン社)とmRNAワクチン2剤(ファイザー社製BNT162b2、モデルナ社製mRNA-1273)の接種後のGBSリスクを比較した。 その結果、2020年12月13日から2021年11月13日までに789万4989例(平均46.5歳、女性53.8%)がCOVID-19ワクチン1512万73回分を接種した。 Ad.26.COV2.S接種後のGBS症例が11例確認された。Ad.26.COV2.S接種1-21日後のGBS未補正発生率は10万人年当たり32.4で、背景率(10万人年当たり1-2)より有意に高かった(Ad.26.COV2.S接種22-42日後に対する1-21日後の補正後率比6.03)。mRNAワクチン接種後のGBS症例が36例確認された。mRNAワクチン接種1-21日後の未補正発生率は10万人年当たり1.3だった(接種22...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。