家庭用コロナ抗原検査の感度は発症4日後がピーク

米国で新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）の自己採取による家庭用迅速抗原検査の感染経過に沿った日ごとの診断性能を逆転写ポリメラーゼ連鎖反応（RT-PCR）およびウイルス培養と比較。2021年1月から同年5月までにRT-PCR検査でSARS-CoV-2感染が確認され、迅速検査キットを15日間使用した成人および小児計225例（年齢中央値29歳、女性52％、白人64％）の抗原検査3044件および鼻咽頭ぬぐい液642検体の結果を解析対象とした。 その結果、感染性期間中の抗原検査の感度は50％で、同日のRT-PCR検査の64％、同日のウイルス培養の84％だった。抗原検査の感度は発症から4日後に77％でピークに達し、1-2日後に2回目の抗原検査を実施すると感度がさらに向上した。発症から6日後の抗原検査の陽性率は61％だった。...