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橈骨遠位端骨折の外科治療と保存治療、転帰に差なし

2022年5月27日  JAMA Surgery

60歳以上の変位橈骨遠位端骨折患者300例(平均年齢71.2歳、女性89.7%)を対象に、外科的治療(掌側ロッキングプレートを用いた観血的整復固定術)と保存治療(非観血的整復+ギプス固定)による24カ月点の転帰改善効果を無作為化臨床試験(RCT、166例)と並行観察研究(134例)の2次解析で比較した。 追跡を完遂したRCT患者151例を解析した結果、外科的治療群と保存治療群の24カ月時点のPatient-Rated Wrist Evaluation(PRWE)平均スコアに臨床的意義のある差はなかった(13.6点 vs. 15.8点、P=0.50)。治療の大成功を報告した患者の割合は外科的治療群の方が保存治療群より高かったが(75.0% vs. 44.6%、P=0.002)、その他の評価項目に差は見られなかった。治療合併症発生率は、外科的治療群と保存治療群ともに低く、群間差は見られなかった(深部感染症0% vs. 1.3%、複合性局所疼痛症候群1.3% vs. 2.6%)。12カ月時点および観察研究(追跡完遂118例)の結果も同じだった。...