顎関節症(TMD)症状がある女性患者74例を対象に、更年期症状とTMDの痛みとの相関を横断研究で検討。女性をStages of Reproductive Aging Workshop+10(STRAW+10)尺度に基づき閉経移行期の後期群、閉経後早期群、閉経後後期群の3群に分類した。 その結果、閉経移行期の後期群の方が閉経後後期群よりTMDの痛みの強度が強く(P=0.0426、r=0.2364、r2=0.05589)、更年期症状にTMDの痛みの強度との相関が認められた(P=0.0004、r=0.4020)。この相関の有意性は、閉経移行期の後期群で高かった(P=0.0267、r=0.4427、r2=0.1960)。閉経後早期群では、学校教育期間が4年未満群の患者は4年を超える患者よりBlatt-Kupperman更年期指数スコアおよび頭蓋下顎指数が高かった(いずれもP=0.02)。...
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