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肛門のHSIL治療でHIV感染者の肛門がん予防

2022年6月24日  New England Journal of Medicine

生検で肛門の高度扁平上皮内病変(HSIL)が確認されたヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者を対象に、HSILの治療が肛門がん予防に有効か第III相試験で検討。主要評価項目は、生存時間(time-to-event)解析での肛門がんへの進行とした。 治療群にはHSILが完全に消失するまで治療した。全例に半年に1回以上高解像度肛門鏡検査を実施した。さらに、治療群ではHSILの持続が疑われる場合生検を実施し、積極的モニタリング群では年1回、がんの懸念がある場合は随時生検を実施した。 無作為化した4459例中4446例(99.7%)を生存時間解析の対象とした。追跡期間中央値25.8カ月で、治療群の9例(10万人年当たり173、95%CI 90-332)と対照の積極的モニタリング群の21例(同402、262-616)が肛門がんの診断を受けた。肛門がんに進行した割合は治療群の方が積極的モニタリング群より57%低かった(95%CI 6-80、ログランク検定によりP=0.03)。...