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大腸がん、周術期の血栓予防延長は無益

2022年9月23日  British Medical Journal

大腸がん外科的切除後の低分子ヘパリンによる周術期血栓予防の期間延長が無病生存に及ぼす有効性と安全性を多施設共同非盲検無作為化比較試験で検討(PERIOP-01試験)。患者614例を期間延長群(手術決定時から術後56日間にわたりtinzaparin 4500IU連日皮下投与)と入院中血栓予防群(術後から入院期間中のみ血栓予防実施)に割り付けた。 試験は中間解析後、無益性のため患者登録を早期中止した。主要評価項目の3年無病生存率(DFS)は期間延長群が77%、入院期間群が79%だった(ハザード比1.1、95%CI 0.90-1.33、P=0.4)。期間延長群の5例(2%)と入院期間群の4例(1%)に術後の静脈血栓塞栓症が発生し(P=0.8)、それぞれ1例(<1%)と6例(2%)に術後1週間以内の重大な手術関連出血が発生した(P=0.1)。5年全生存率も期間延長群(89%)と入院期間群(91%)に差を認めなかった(ハザード比1.12、95%CI 0.72-1.76、P=0.1)。...