脳卒中患者の約2/3が2年後に労働市場参加
2023年1月20日
British Medical Journal
デンマークの全国レジストリを用いて、成人脳卒中患者の労働市場参加と退職をコホート研究で検討。虚血性脳卒中(1万6577例)、脳内出血(2025例)またはくも膜下出血(4305例)の初回診断を受けた患者(18-60歳)と年齢、性別および暦年をマッチさせた一般集団(13万4428例)を比較した。 その結果、虚血性脳卒中患者の労働市場参加率は、診断後6カ月後が56.6%(vs. 一般集団96.6%)および2年後が63.9%(同91.6%)、疾病休暇取得率は39.8%(同2.6%)および15.8%(同3.8%)、障害年金受給率は0.9%(同0.2%)および12.2%(同0.6%)だった。傾向スコアの重み付け方法を使用して患者と一般集団間の社会経済的および併存疾患で調整した後も、この割合にはほとんど影響がなかった。虚血性脳卒中患者と比べ、くも膜下出血患者は同程度、脳内出血患者は労働市場参加の可能性が低かった。...
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