成人の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染、SARS-CoV-2による入院および死亡に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの長期有効性をエビデンス統合とメタ解析で評価。2022年12月1日までのEMBASEおよびiSearch COVID-19ポートフォリオを検索し、初回ワクチン接種直後および接種から112日以上経過後または追加接種から84日以上経過後のワクチン効果を報告した研究68件を解析した。 その結果、SARS-CoV-2感染(変異株問わず)に対する初回接種のワクチン効果は、ベースライン(接種後14-42日)では83%だったが、112-139日後には62%に低下した。ベースラインの入院に対する効果は92%、死亡に対しては91%で、その後、224-251日目に入院に対する効果が79%に、168-195日目に死亡に対する効果が86%に低下した。オミクロン株の感染、入院、死亡に対するベースラインの推定効果は他の変異株よりも低かったが、以降の低下率は同程度だった。...
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