膀胱がんのゲムシタビン+ドセタキセル、BCGよりRFS良好
治療歴のない高リスク筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)患者312例を対象に、ゲムシタビン+ドセタキセル2剤併用療法とBCG(ウシ型弱毒結核菌)注入療法の転帰を後ろ向きコホート研究で比較。経尿道的膀胱腫瘍切除術後、174例にBCG療法、138例に2剤併用療法を施行した。 その結果、高グレード無再発生存率(RFS)推定値は、BCG群が6カ月時点で76%、12カ月時点で71%、24カ月時点で69%、2剤併用群が92%、85%、81%だった。年齢、性別、治療年および上皮内がんの有無で調整した多変量Cox回帰分析では、2剤併用はBCGに比べて高グレードRFS(ハザード比0.57、95%CI 0.33-0.97、P=0.04)およびRFS(同0.56、0.34-0.92、P=0.02)が良好だった。BCG導入療法は2剤併用導入療法に比べて治療中止率が高かった(9.2% vs. 2.9%、P=0.02)。...
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