群発頭痛および片頭痛の概日性の特徴を研究72件の系統的レビューおよびメタ解析と、ゲノムワイド関連解析(GWAS)16件、非ヒト霊長類試験1件、頭痛障害に関連する脳領域の画像レビュー16件から成る遺伝子解析で検討した。 群発頭痛の研究16件(患者計4953例)のメタ解析では発作の概日パターンが70.5%で認められ、ピークは午後9時から翌日午前3時、季節は春と秋だった。また、メラトニン低下およびコルチゾール増加が認められた。群発頭痛は概日のコア遺伝子CLOCKおよびREV-ERBαと関連し、群発頭痛の感受性遺伝子9個中5個が時計制御遺伝子(CCG)だった。片頭痛の研究8件(患者計5385例)のメタ解析では発作の概日パターンが50.1%で認められ、ピークは午後11時から翌日午前7時、時期は4月から10月だった。尿中メラトニン値は低く、発作中はさらに低下した。片頭痛は概日コア遺伝子CK1δおよびRORαと関連し、片頭痛感受性遺伝子168個のうち110個がCCGだった。...
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