1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 食事性Mg摂取量と脳容積や白質病変の関連、女性で顕著

食事性Mg摂取量と脳容積や白質病変の関連、女性で顕著

2023年5月12日  専門誌ピックアップ

40-73歳の英国バイオバンク登録者6001例を対象に、食事性マグネシウム(Mg)摂取量と脳容積および白質病変との関連を検討。対象者を性別で層別化し、24時間思い出し法を用いて1日の食事性Mg摂取量を推定した。 その結果、ベースラインのMg摂取量が脳容積と関連した(灰白質:0.001%、左海馬:0.0013%、右海馬:0.0023%)。潜在クラス分析でMg摂取量の経年変化を「高-減少」(男性3.2%、女性1.9%)、「低-増加」(男性1.09%、女性1.62%)、「標準-不変」(男性95.71%、女性96.51%)に分けた。女性では「標準-不変」と比較して「高-減少」は大きな脳容積(灰白質:1.17%、右海馬:2.79%)との、「低-増加」は小さな脳容積(灰白質:-1.67%、白質:-0.85%、左海馬:-2.43%、右海馬:-1.50%)および大きな白質病変(1.6%)との関連が認められた。「高-減少」群で見られたMg高摂取量の神経保護作用は、閉経前女性より閉経後女性でより強く見られた。...