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睡眠障害と急性脳卒中リスクに有意な関連

2023年5月18日  専門誌ピックアップ

初発急性脳卒中患者と年齢および性別でマッチさせた対照者の計4496例を対象に、睡眠障害症状と急性脳卒中リスクの関連を国際的症例対照研究で検討(INTERSTROKE試験)。1799例に虚血性脳卒中、439例に脳内出血の既往があった。 年齢、職業、婚姻状況、修正Rankin尺度スコアで調整した条件付きロジスティック回帰分析の結果、睡眠時間が5時間未満(オッズ比3.15、95%CI 2.09-4.76)、9時間超(同2.67、1.89-3.78)、睡眠の質低下(同1.52、1.32-1.75)、入眠困難(同1.32、1.13-1.55)または中途覚醒(同1.33、1.15-1.53)、予定外の昼寝(同1.59、1.31-1.92)、1時間超の昼寝(同1.88、1.49-2.38)、いびき(同1.91、1.62-2.24)、snorting(同2.64、2.17-3.20)、呼吸停止(同2.87、2.28-2.60)は、いずれも急性脳卒中のオッズ増加と有意に関連した。睡眠時無呼吸(OSA)スコアが2-3(同2.67、2.25-3.15)および5超(同5.06、3.67-6.97)もリスクの有...