1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 観血的・ロボ支援ともに横隔膜縫縮術は長期的に症状改善

観血的・ロボ支援ともに横隔膜縫縮術は長期的に症状改善

2023年6月26日  専門誌ピックアップ

2008-20年に観血的またはロボット支援の横隔膜縫縮術を受けた43例(平均年齢61.0歳、男性67.4%、ロボット支援手術37.2%)を対象に、患者報告による長期的な症状改善とQOLを電話調査で検討。手術から調査までの平均期間は4.1±3.2年だった。 その結果、横になった時の呼吸困難(術前67.4% vs. 術後27.9%、P<0.001)、安静時の呼吸困難(同55.8% vs. 11.6%、P<0.001)、活動時の呼吸困難(同90.7% vs. 55.8%、P<0.001)、前屈時の呼吸困難(同79.1% vs. 34.9%、P<0.001)、および疲労感(67.4% vs. 41.9%、P=0.008)の有意な改善が報告された。慢性咳嗽には統計的な改善は見られなかった。全体的なQOLの改善が患者の86%、運動能力の向上が患者の79%で報告された。観血的およびロボット支援を比較した分析では、症状改善やQOLに統計的に有意な差は示されなかった。...