関節リウマチにバリシチニブは骨の特性とバイオメカニクスを改善
関節リウマチ患者30例を対象に、バリシチニブ(4mg/日)による体積骨密度(vBMD)、骨微細構造、骨バイオメカニクス、骨びらんの修復などへの効果を前向き単群非盲検単施設第IV相試験で検討した(BARE BONE試験)。 その結果、バリシチニブは疾患活動性[関節リウマチの疾患活動性評価指標(DAS28-ESR):4.82±0.90-2.71±0.83)]および滑膜炎[RAMRIS滑膜炎スコア:5.3 (4.2)-2.7 (3.5)]を有意に改善した。海綿骨(trabecular)vBMDも平均6.11mgHA/mm3(95%CI 0.01-12.26)の改善を示した。バイオメカニクス特性も改善され、推定stiffness値のベースラインからの平均変化は2.28kN/mm(95%CI 0.30-4.25)、推定破壊荷重は98.8Newtons(同15.9-181.7)だった。中手関節のびらんの数と大きさに変化はなかった。バリシチニブによる新しい安全シグナルは観察されなかった。...
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