新生児のウイルス感染、壊死性腸炎リスク増と関連

新生児のウイルス感染と壊死性腸炎（NEC）の関連を系統的レビューおよびメタ解析で検討。Ovid-Medline、Embase、Web of Science、コクランデータベースから抽出した観察研究29件を定性的システマティックレビュー、24件をメタ解析の対象とした。 メタ解析の結果、ウイルス感染とNECに有意な関連が認められた（オッズ比3.81、95％CI 1.99-7.30、研究24件）。この関連の有意性は、外れ値を除外（同2.89、1.56-5.36、22件）および方法論的に不十分な研究を除外（同3.33、1.73-6.43、22件）した解析でも維持された。出生体重に基づくサブグループ解析では、超低出生体重児のみ（同3.62、1.63-8.03、8件）および非超低出生体重児のみ（同5.28、1.69-16.54、6件）を対象とした研究で、有意な関連が示された。ウイルス別ではロタウイルス（同3.96、1.12-13.95、10件）、サイトメガロウイルス（同3.50、1.60-7.65、5件）、ノロウイルス（同11.95、2.05-69.84、2件）、アストロウイルス（同6.32、2....