糖尿病に新規GLP-1受容体作動薬orforglipronの有効性
2型糖尿病成人患者を対象に、経口非ペプチド型GLP-1受容体作動薬orforglipronの有効性と安全性を26週間の第II相二重盲検無作為化多施設共同試験で検討。対象者をプラセボ群、デュラグルチド群(1.5mg週1回)、orforglipron群(3mg、12mg、24mg、36mg、45mg)に割り付けた。主要評価項目は、26週時点のorforglipronとプラセボのHbA1cの試験開始時からの平均変化量とした。 303例(79%)が投与を完了した。試験開始時の平均年齢は58.9歳、HbA1cは8.1%、男性が59%だった。26週時点でHbA1cの平均変化量は、orforglipron群が最大-2.10%(プラセボ調整後-1.67%)、プラセボ群が-0.43%、デュラグルチド群が-1.10%で、orforglipronによるHbA1c低下はプラセボと比較して統計学的に有意だった(推定治療差-0.8--1.7%)。薬剤使用下で発現した有害事象の発生率は、orforglipron群が61.8-88.9%、プラセボ群が61.8%、デュラグルチド群が56.0%で、大部分は軽度ないし中等度...
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