糖尿病にセマグルチドとcagrilintideの併用で体重減少

2型糖尿病患者92例（男性64％、平均58歳）を対象に、GLP-1受容体作動薬セマグルチドと長時間作用型アミリンアナログcagrilintideの併用投与（CagriSema）の有効性と安全性を多施設共同無作為化二重盲検第II相試験で検討。患者を併用投与群（31例）、セマグルチド単独投与群（31例）、cagrilintide単独投与群（30例）にそれぞれ割り付けた。主要評価項目は試験開始時からのHbA1cの変化率とした。 その結果、試験開始時から32週時までのHbA1cの平均変化率（併用群：－2.2ポイント、セマグルチド群：－1.8ポイント、cagrilintide群：－0.9ポイント）は、併用群の方がcagrilintide群より大きかったが（推定投与群間差－1.3％ポイント、95％CI －1.7-－0.8、P＜0.0001）、セマグルチド群とは差がなかった（同－0.4％ポイント、－0.8-0.0、P＝0.075）。体重の平均変化率（併用群：－15.6％、セマグルチド群：－5.1％、cagrilintide群：－8.1％）は、併用群の方がセマグルチド群（P＜0.0001）とcagri...