zenker憩室の術後転帰、年齢や手術アプローチなどと関連

1996-2015年のフィンランドの医療データベースを用いて特定したzenker憩室に対する外科的治療（3種のアプローチ）を受けた1044例（年齢中央値70.0歳、女性39.8％）を対象に、外科的治療および術前の併存疾患と術後合併症および再手術との関連を検討。患者の58.0％では術前の併存疾患はなかった。 術後合併症の発生率は6.4%で、死亡率は0.9%だった。合併症の発生は患者の年齢［t（1042）＝2.28、コーエンのd＝0.29、95％CI 0.04-0.54］、手術アプローチ（クラメールのV＝0.14、同 0.07-0.21）、手術の専門分野（クラメールのV＝0.16、同0.06-0.28）と関連していた。再手術は初回の手術アプローチ（クラメールのV＝0.18、同 0.12-0.23）、および手術の専門分野（クラメールのV＝0.14、同 0.09-0.21）と関連していた。...