糖尿病にretatrutide、血糖値改善と減量効果示す

2型糖尿病患者281例を対象に、GIP/GLP-1/グルカゴン受容体作動薬retatrutideの有効性と安全性を第II相無作為化二重盲検プラセボおよび実薬対照試験で検討。275例を有効性解析の対象とした。 その結果、主要評価項目の24週時HbA 1c 変化量の最小二乗平均値は、プラセボ群－0.01％およびデュラグルチド1.5mg群－1.41％、retatrutide 0.5mg群－0.43％、4mg漸増群－1.39％、4mg群－1.30％、8mg緩徐漸増群－1.99％、8mg急速漸増群－1.88％、12mg漸増群－2.02％だった。retatrutideのHbA1c低下量は、プラセボ群に比べて0.5mg群を除く全群で有意に大きく（P＜0.0001）、デュラグルチド1.5mg群に比べて8mg緩徐漸増群（P＝0.0019）および12mg漸増群（P＝0.0002）で大きかった。36週時の体重減量率は、プラセボ群3.00％およびデュラグルチド1.5mg群2.02％、retatrutide 0.5mg群3.19％、4mg漸増群7.92％、4mg群10.37％、8mg緩徐漸増群16.81％、8m...