慢性咳嗽、発声時に体性感覚運動野で運動関連脱同期が低下
原因不明の慢性咳嗽を呈する患者13例(平均年齢63.5±7.8歳)と対照の健康被験者10例(同60.3±13.9歳)を対象に、患者の発声時に脳波検査で異常な神経活動が見られるかどうかを横断研究で検討した。主要評価項目は、体性感覚運動野の喉頭領域での0-30Hz(θ、α、β波帯域)の事象関連スペクトル摂動と、体性感覚および運動野領域間の同期活動を示す事象関連コヒーレンスとした。 その結果、慢性咳嗽群では健康対照群と比較して、発声時に体性感覚運動野で典型的に見られるθ、α、β波帯域の運動関連脱同期の程度が有意に低下していた。...
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