肝細胞がん一次治療にcamrelizumab＋rivoceranibでPFSとOS延長

未治療の切除不能または転移を伴う肝細胞がん患者543例を対象に、一次治療として、抗PD-1抗体camrelizumabとVEGFR-2 TKIであるrivoceranibの併用による有効性および安全性を国際共同第III相非盲検無作為化試験（CARES-310試験）で検討。マルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブと比較した。主要評価項目は、盲検化し独立した審査委員会がRECIST第1.1版に基づいて評価した無増悪生存期間（PFS）と全生存期間（OS）とした。 その結果、PFS中央値は、追跡調査期間中央値7.8カ月時点で、camrelizumab-rivoceranib群（5.6カ月、95％CI 5.5-6.3）の方がソラフェニブ群（3.7カ月、同2.8-3.7）よりも有意に改善した（ハザード比0.52、同0.41-0.65、片側検定のP＜0.0001）。OS中央値は、14.5カ月時点でcamrelizumab-rivoceranib群（22.1カ月、同19.1-27.2）の方がソラフェニブ群（15.2カ月、同13.0-18.5）よりも有意に延長した（ハザード比0.62、同0.49-0.80、片側...