関節リウマチに低用量グルココルチコイド、血圧に影響なし
2023年9月26日
Annals of Internal Medicine
早期関節リウマチ(RA)患者1112例(平均年齢61.4歳、女性68%)を対象に、2年間の低用量グルココルチコイド(prednisone換算7.5mg/日以下)投与による体重および血圧への影響を統合解析で検討。疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)の併用を許容した無作為化比較試験5件から個々の患者データを組み入れた。複合主要評価項目は、体重および平均動脈圧でみられたベースラインから2年後の変化量の差とした。 その結果、2年時点でグルココルチコイド群および対照群に体重の増加が認められた。増加量はグルココルチコイド群の方が平均1.1kg(95%CI 0.4-1.8、P<0.001)多かった。平均動脈圧は両群ともに約2mmHg上昇し、群間差は-0.4mmHgだった(同-3.0-2.2、P=0.187)。感度分析およびサブグループ分析でもこれらの結果は一貫していた。ほとんどの患者で、抗高血圧薬の使用数に変化はみられなかった。...
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