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STEMIの1次PCI、生分解性ポリマーSESが5年転帰で優越性示す

2023年11月18日  Lancet

1次経皮的冠動脈形成術(PCI)を受けるST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者を対象として生分解性ポリマー型シロリムス溶出ステント(SES)と耐久性ポリマー型エベロリムス溶出ステント(EES)を比較したBIOSTEMI試験の追跡延長試験の結果を報告(BIOSTEMI ES試験)。主要評価項目は、5年時点の標的病変不全とし、心臓死、標的血管の再梗塞、臨床的適応による標的病変血行再建の複合と定義した。 対象者は生分解性ポリマーSES群649例(816病変)と耐久性ポリマーEES群651例(806病変)で、主要複合評価項目はそれぞれ8%と11%に発生した(差-3%、率比0.70、95%ベイズ信用区間0.51-0.95、優越性のベイズ事後確率0.988)。...