アルコール使用障害の薬物療法、飲酒抑制効果確認(2023/11/30 訂正)
2023年11月30日
Journal of the American Medical Association
アルコール使用障害に対する薬物療法の効果を系統的レビューおよびメタ解析で検討。PubMed、コクランライブラリなどから抽出した臨床試験118件(患者計2万976例)を解析対象とした。 その結果、再飲酒を予防するための1例当たりの治療必要数は、アカンプロサートで11(95%CI 4-32)、経口ナルトレキソン(50mg/日)で18(同4-32)だった。プラセボに比べ経口ナルトレキソンは多量飲酒再発率の減少と関連した(治療必要数11、95%CI 5-41)。ナルトレキソン注射薬は、30日間の治療期間での飲酒日数減少と関連した(重み付け平均差-4.99日、95%CI -9.49--0.49)。有害作用として胃腸障害が多く見られ、プラセボに対するリスク比は、アカンプロサートの下痢で1.58(95%CI 1.27-1.97)、ナルトレキソンの悪心で1.73(同1.51-1.98)、嘔吐で1.53(同1.23-1.91)だった。...
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