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HIV感染の有無ががん治療率に影響、米

2024年5月24日  Journal of Clinical Oncology

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染(PWH)がん患者を対象に、PWH間のがん治療格差を集団ベース解析で評価した。HIVとがんの登録リンケージHIV/AIDS Cancer Match Studyのデータを使用して解析した。 その結果、2001-2019年のPWHがん患者(1万6334例)のがん治療未受診率は、HIV非感染がん患者(288万955例)と比較すると、子宮頸がん(補正有病オッズ比 2.03、95%CI 1.52-2.70)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)(同1.53、1.38-1.70)、ホジキンリンパ腫(同1.39、1.19-1.63)、肺がん(同1.79、1.65-1.93)、前立腺がん(同1.32、1.21-1.44)、結腸がん(同1.73、1.43-2.08)、乳がん(同1.38、1.07-1.77)で高かった。肛門がんでは群間差はなかったが、PWHの局所期がんでは同様の関連が認められた。HIVとがん治療未受診率の関連は、乳がん、結腸がん、前立腺がんでは経時的に有意に低下した(全て傾向のP<0.0001)が、DLBCL、子宮頸がん、肺がんでは2014-2...