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敗血症に抗嫌気性菌薬の経験的投与で死亡率上昇

2024年6月7日  JAMA Internal Medicine

敗血症患者を対象に、抗嫌気性菌薬の経験的投与が有害転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。敗血症が疑われ、ピペラシリン-タゾバクタムかセフェピムのいずれかとバンコマイシンの併用療法を受けた成人患者を組み入れた。主要評価項目は90日死亡とし、ピペラシリン-タゾバクタム不足期間を操作変数として操作変数法で解析した。 7569例(男性55%、年齢中央値63歳)のうち、4523例がバンコマイシン+ピペラシリン-タゾバクタム、3046例がバンコマイシン+セフェピムの投与を受けた。ピペラシリン-タゾバクタム投与例のうち、不足期間中に投与を受けたのは152例(3%)だった。ピペラシリン-タゾバクタム投与例では90日時点の絶対死亡率が5.0%高かった(95%CI 1.9-8.1%)。...