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妊婦中・乳児期の抗生物質曝露、児の神経発達障害に影響は

2024年6月15日  British Medical Journal

韓国で、妊娠中と乳児期早期の抗生物質曝露と児の神経発達障害リスクとの関連を、国民健康保険データベースを用いた全国住民対象コホート研究と同胞分析で検討。妊娠中曝露の分析に小児196万1744例、乳児期曝露の分析に小児160万9774例を組み入れた。主要評価項目は、児の自閉症スペクトラム障害(ASD)、知的障害、言語障害、てんかんとした。 その結果、妊娠中の抗生物質曝露は4つの神経発達障害全てのリスク上昇に関連していたが、同胞分析でこれらの推定値は有意ではなかった[ASD:ハザード比1.06(95%CI 1.01-1.12)、知的障害:同1.00(0.93-1.07)、言語障害:同1.05(1.02-1.09)、てんかん:同1.03(0.98-1.08)]。同様に、同胞分析で乳児期早期の抗生物質曝露とASD[同1.00(0.96-1.03)]、知的障害[同1.07(0.98-1.15)]、言語障害[同1.04(1.00-1.08)]との間に関連を認めなかったが、てんかんにわずかなリスク上昇が見られた[同1.13(1.09-1.18)]。...