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耐糖能異常にJinlida顆粒で糖尿病リスク軽減

2024年7月3日  JAMA Internal Medicine

中国21都市の35施設で、耐糖能異常(IGT)と複数の代謝異常を有する18-70歳の患者889例を対象に、Jinlida(JLD)顆粒の長期投与が糖尿病発生率に及ぼす影響を多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で検討(FOCUS試験)。主要評価項目は糖尿病の発症とし、連続2回の経口ブドウ糖負荷試験で判定した。 その結果、解析対象とした885例(JLD群442例、プラセボ群443例、平均52.57歳、女性52.32%)で、観察期間中央値2.20年の経過後に、JLD群の方がプラセボ群と比較して有意に糖尿病発症リスクが低かった(ハザード比0.59、95%CI 0.46-0.74、P<0.001)。追跡期間中、JLD群はプラセボ群に対して、ウエスト周囲径0.95cm、食後2時間血糖値9.2mg/dL、空腹時血糖値3.8mg/dL、HbA1c値0.20%、総コレステロール値6.6mg/dL、LDLコレステロール値4.3mg/dL、トリグリセライド値25.7mg/dL、HOMA-IR値0.47の群間差で良好な値を示した。24カ月の追跡後、JLD群はプラセボ群と比較して、足関節上腕血圧比とウ...