膵・消化管神経内分泌腫瘍への177Lu-DotataeでPFS延長

北米、欧州およびアジアの9カ国の医療センター45施設で、ソマトスタチン受容体陽性のグレード2および3進行膵・消化管神経内分泌腫瘍新規診断患者226例（男性54％）を対象に、［177Lu］Lu-DOTA-TATE（177Lu-Dotatate）による1次治療の有効性および安全性を無作為化第III相優越性試験で検討（NETTER-2試験）。患者は177Lu-Dotatate静注＋オクトレオチド長時間徐放性製剤（LAR）30mg筋注の4サイクル後にオクトレオチドLAR 30mgの4週ごと投与（177Lu-Dotatate群）またはオクトレオチドLAR 60mgの4週ごと投与（対照群）を受けた。 その結果、主要評価項目に規定した無増悪生存期間（PFS）中央値は177Lu-Dotatate群22.8カ月（95％CI 19.4-未推定）、対照群8.5カ月（同7.7-13.8）だった（層別化ハザード比0.276、95％CI 0.182-0.418、P＜0.0001）。治療期間中に有害事象が発生した患者の割合は177Lu-Dotatate群93％、対照群95％で、試験薬に関連する死亡は認められなかった...