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door-to-puncture短縮でEVT患者のQOL改善

2024年7月9日  JAMA Neurology

無作為化試験(ESCAPE-NA1試験)に参加の血管内血栓除去術(EVT)を受けた急性虚血性脳卒中患者1039例(平均年齢69.0歳、男性50.7%)のデータを用いて、EVTと患者報告によるQOLの時間依存的関連性を検討した。 その結果、搬入から穿刺まで(door-to-puncture time:DTP)の時間はEQ-5D-5L指標スコア(治療開始までの時間15分短縮当たり0.03増加、95%CI 0.02-0.04)、質調整生存年(同0.29増加、0.08-0.49)、視覚的アナログ尺度(EQ-VAS)スコア(同1.65増加、0.56-2.72)と強い関連を示した。DTP時間の15分短縮はEQ-5D-5Lの5つの各ドメインおよび全ドメインで「問題なし」または「少しの問題がある」となる確率の増加と関連し、その範囲は痛み/不快感の1.86%(95%CI 1.14-2.58)から全ドメインの3.55%(同2.06-5.04)だった。60分未満のDTP時間は各ドメインで「問題なし」または「少しの問題がある」となるオッズの増加と関連し、その範囲は痛み/不快感の1.49(同1.13-1.95)...