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ロボット支援下腹壁ヘルニア修復の長期再手術率高い

2024年7月10日  JAMA Surgery

腹壁、瘢痕、または臍ヘルニア患者16万1415例(平均年齢69歳、男性41.9%)を対象に、近年増加しているロボット支援下ヘルニア修復術の長期再手術リスクについて後ろ向きコホート二次解析で検討。腹腔鏡下および開腹修復術と比較した。主要評価項目は、初回修復術後10年以内のヘルニア再手術とした。 その結果、2010-2020年にロボット支援下手術施行率は2.1%(415/2万184例)から21.9%(1737/7945例)に上昇した。一方、腹腔鏡下手術は23.8%(4799/2万184例)から11.9%(946/7945例)、開腹手術は74.2%(1万4970/2万184例)から66.2%(5262/7945例)まで低下した。再手術の10年リスク調整後累積発生率は、ロボット支援下群[13.43%(95%CI 13.36-13.50)]の方が、腹腔鏡下群[12.33%(同12.30-12.37)、ハザード比0.78(同0.62-0.94)]および開腹群[12.74%(同12.71-12.78)、ハザード比0.81(同0.64-0.97)]のいずれよりも高かった。この傾向は、外科医の手術件数に...