切除可能膵管腺がんへの術前mFOLFIRINOXで1年PFS率67%
切除可能な膵管腺がん(PDAC)患者46例(男性67%、年齢中央値65歳)を対象に、ネオアジュバントとしての修正FOLFIRINOX(5-フルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチン、イリノテカン)療法(mFOLFIRINOX)の有効性を第II相非盲検単群非無作為化比較試験で検討。mFOLFIRINOXをネオアジュバントおよびアジュバント療法として6サイクルずつ実施した。主要評価項目は12カ月無増悪生存(PFS)率とした。 その結果、37例(80%)が術前6サイクルを完遂し、33例(72%)が手術を受けた。27例(59%)がプロトコルに従った切除術だった(25例がR0切除、2例がR1切除)。転移が認められた、または切除不可能だった患者は6例だった。12カ月PFS率は67%(90%CI 56.9-100)、PFS期間中央値は16.6カ月(95%CI 13.3-40.6)、全生存期間中央値は37.2カ月(95%CI 17.5-未到達)だった。...
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