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肺炎リスクに関連する抗精神病薬は

2024年8月5日  JAMA Psychiatry

統合失調症患者6万1889例を対象に、特定の抗精神病薬と関連する肺炎リスクをコホート研究で検討。主要評価項目は、肺炎発症による入院とした。 その結果、抗精神病薬使用は非使用に比べ、全体では肺炎と関連していなかった[調整後ハザード比1.12(95%CI 0.99-1.26)]。抗精神病薬の非使用に比べ、単剤療法使用は用量依存的に肺炎リスク上昇に関連していた[同1.15(95%CI 1.02-1.30)、P=0.03]が、多剤併用療法の使用は関連していなかった。抗コリン負荷で分類した場合、高負荷の抗精神病薬の使用のみが肺炎に関連していた[同1.26(1.10-1.45)、P<0.001]。薬剤別の解析で肺炎リスク上昇に関連していたのは、高用量クエチアピン[同1.78(1.22-2.60)、P=0.003]、高用量および中用量クロザピン[同1.44(1.22-1.71)、P<0.001、同1.43(1.18-1.74)、P<0.001]、高用量オランザピン[同1.29(1.05-1.58)、P=0.02]だった。...