子宮頸がんへのtisotumab vedotin、化学療法より生存延長
2024年8月10日
New England Journal of Medicine
再発性または転移性の子宮頸がん患者502例を対象に、2次または3次療法としてのtisotumab vedotinの効果を第III相試験で検討(innovaTV 301試験)。主要評価項目は全生存期間とし、治験責任医師が選択した化学療法(topotecan、ビノレルビン、ゲムシタビン、イリノテカンまたはペメトレキセド)と比較した。 その結果、全生存期間中央値はtisotumab vedotin群11.5カ月(95%CI 9.8-14.9)、化学療法群9.5カ月(同7.9-10.7)とtisotumab vedotin群の方が有意に長く、死亡リスクが30%低かった(ハザード比0.70、95%CI 0.54-0.89、両側P=0.004)。無増悪生存期間中央値はtisotumab vedotin群4.2カ月(95%CI 4.0-4.4)、化学療法群2.9カ月(同2.6-3.1)で(ハザード比0.67、95%CI 0.54-0.82、両側P<0.001)、客観的奏効率はそれぞれ17.8%、5.2%だった(オッズ比4.0、95%CI 2.1-7.6、両側P<0.001)。治療期間中の有害事象発生...
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