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ニルセビマブでRSV関連細気管支炎の入院リスク低下

2024年8月13日  New England Journal of Medicine

生後12カ月未満の乳児1035例を対象に、入院に至るRSウイルス(RSV)関連細気管支炎に対するニルセビマブの有効性を、前向き多施設共同症例対照マッチング試験で検討(ENVIE試験)。月齢、来院日、実施医療機関に基づいて、症例患者690例(月齢中央値3.1カ月)と対照患者345例(同3.4カ月)を2対1の比率でマッチングした。主要評価項目は、RSV関連細気管支炎による入院に対するニルセビマブ療法の有効率とした。 その結果、RSV関連細気管支炎による入院に対するニルセビマブ療法の調整後有効率は、83.0%(95%CI 73.4-89.2)と推定された。ニルセビマブ療法の有効率は、集中治療に至ったRSV関連細気管支炎に対して69.6%(95%CI 42.9-83.8)で(症例14.0% vs. 対照32.2%)、換気補助に至ったRSV関連細気管支炎に対して67.2%(95%CI 38.6-82.5)だった(同14.3% vs. 30.5%)。...