LQTSの心イベント発生率、高強度運動の有無で変わらず
先天性QT延長症候群(LQTS)患者1413例(年齢8-60歳)を対象に、高強度運動により心イベントリスクが上昇するかどうかを前向き観察的多国籍研究で検討(LIVE-LQTS試験)。患者の91%が治療を受け、52%が高強度運動(年間60時間超、代謝等価値6以上と定義)に参加した。多変量Cox回帰分析を用いて、高強度運動者と非高強度運動者の間で非劣性仮説を検証した。 その結果、37例に複合エンドポイント(突然死、突然心停止、植込み型除細動器治療後の心室性不整脈、不整脈性失神)が生じ、3年後の全イベント発生率は高強度運動群で2.6%、非高強度運動群で2.7%だった。非高強度群と比較した高強度群のイベント発生の未調整ハザード比は0.97(90%CI 0.57-1.67)で、調整後ハザード比は1.17(同0.67-2.04)だった。95%片側信頼度の上限は非劣性仮説のboundary1.5を超えていた。...
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