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糖尿病黄斑浮腫、抗VEGF注射の補助的硝子体切除でBCVA改善せず

2024年9月21日  JAMA Ophthalmology

糖尿病黄斑浮腫(DME)による未治療の視力喪失患者を対象に、標準療法であるtreat-and-extend(T&E)法による抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)注射に、硝子体切除+内境界膜(ILM)剥離を併用(硝子体切除群)する効果を単盲検多施設共同無作為化試験で検討(VIDEO試験)。主要評価項目は患者登録率と遠見最高矯正視力(BCVA)、副次評価項目は中心窩領域網膜厚(CST)、BCVAおよびCSTの変化量などとした。 その結果、32カ月間の登録患者数は予定患者数100例中47例で、うち42例(平均年齢63±11歳)が12カ月間の追跡調査来院を完了した。12カ月時のBCVAに群間差はなかった[ETDRS視力検査表の文字スコア中央値(IQR):標準療法単独群73(65-77)文字 vs. 硝子体切除群77(67-81)文字、差4文字、95%CI -8-2、P=0.24)。ベースラインからのBCVA変化量[標準療法単独群-1(-3-2)文字 vs. 硝子体切除群-2(-8-2)文字、差1文字、-5-7、P=0.85]およびCST変化量[同-94(-122-9)μm vs. -32(-48-...