EDTAキレーションでMI既往糖尿病患者のCVD抑制せず
2024年9月22日
Journal of the American Medical Association
心筋梗塞(MI)既往のある糖尿病患者959例を対象に、エデト酸二ナトリウム(EDTA)を用いたキレーション療法(週1回、40回注入)の心血管疾患(CVD)イベント抑制効果を2×2要因二重盲検プラセボ対照試験で検討。全死因死亡、MI、脳卒中、冠動脈血行再建術、不安定狭心症による入院の複合を主要評価項目とした。 その結果、主要評価項目はキレーション群35.6%、プラセボ群35.7%で発生した[調整後ハザード比0.93(95%CI 0.76-1.16)、P=0.53]。5年累積発生率はキレーション群45.8%、プラセボ群46.5%だった。血中鉛濃度中央値は、キレーション群ではベースライン時の9.03μg/Lから3.46μg/Lへ低下し(P<0.001)、プラセボ群ではベースライン時の9.3μg/Lから8.7μg/Lに低下した。...
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