表皮内(in situ)メラノーマと浸潤性メラノーマのリスクの差が遺伝性かどうかを、英国バイオバンクなど4つの住民対象遺伝学的研究コホートのデータを用いる全ゲノム関連解析(GWAS)のメタ解析で検討。 その結果、表皮内メラノーマに関連して6つの遺伝子座と、浸潤性メラノーマに関連して18の遺伝子座がゲノムワイド有意水準を満たした。2つの分類の間に強い遺伝相関(r=0.96、95%CI 0.76-1.15)が認められた。推定される遺伝率は、表皮内メラノーマが6.7%(95%CI 4.1-9.3)、浸潤性メラノーマが4.9%(同2.8-7.2)だった。浸潤性メラノーマと表皮内メラノーマの遺伝的リスクの比較から導出した多遺伝子リスクスコア(PRS)は、浸潤性メラノーマを有する参加者で平均して有意に高かった(PRSの1SD上昇当たりのオッズ比1.43、95%CI 1.16-1.77)。...
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