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レナリドミド抵抗性MMは早期治療ラインで転帰不良

2024年9月26日  専門誌ピックアップ

レナリドミド抵抗性の多発性骨髄腫(MM)患者の転帰を検討。Flatiron Health社のデータベースから、プロテアソーム阻害薬の投与を受け、1-3種類の前治療歴がある患者1455例を組み入れ、治療パターン、生存転帰、予後変数、離脱率を評価した。 最も多かった後続治療は3剤併用療法で(41.6%)、最も多い治療レジメンはダラツムマブ/ポマリドミド/デキサメタゾンだった(13.2%)。リアルワールドでの無増悪生存期間(RW-PFS)と総生存期間(OS)の中央値は、それぞれ6.5カ月と44.4カ月だった。ベースラインの国際病期分類III期、ECOGパフォーマンスステータス1、ヘモグロビン12g/dL未満、細胞遺伝学的高リスク、抗CD38抗体性が、RW-PFSとOSが不良であることと関連していた。組み入れ時に前治療歴が1種類であった患者561例の2-5次治療からの累積離脱率は85%(死亡25%、治療継続なし60%)だった。...