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乳頭乳輪温存乳房切除、従来法と低侵襲手術で合併症発生率同等

2024年9月28日  JAMA Surgery

乳頭乳輪温存乳房切除術(NSM)を受けた19歳以上の女性乳がん患者1583例を対象に、従来のNSM(C-NSM)と比較した低侵襲(内視鏡またはロボット支援)NSM(M-NSM)の安全性を後ろ向き多施設共同コホート研究で検討。術後3カ月以内の術後合併症発生率を比較した。 その結果、C-NSM群とM-NSM群の短期および長期の術後合併症発生率に有意差はなかった[短期(30日未満):C-NSM群34.29% vs. M-NSM群32.16%、P=0.53、長期(90日未満):C-NSM群38.72% vs. M-NSM群32.16%、P=0.06]。軽度または重度の乳房下垂症が、乳頭または乳輪壊死の有意な危険因子だった[それぞれオッズ比4.75(95%CI 1.66-13.60)、P=0.004、同8.78(1.88-41.02)、P=0.006]。中腋窩、前腋窩または腋窩切開の使用は、壊死のリスク低下に関連していた[他の切開法のオッズ比32.72(95%CI 2.11-508.36)、P=0.01]。壊死の発生率は、一次一期(direct-to-implant)乳房再建法の方が他の乳房再建...