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禁煙継続で化膿性汗腺炎リスク低下

2024年10月1日  専門誌ピックアップ

韓国の国民健康保険データベースに登録された623万189例を対象に、2年ごとに2回連続した健康診断時の喫煙状況の変化と化膿性汗腺炎(HS)発症との関連をコホート研究で検討した。 その結果、8445万7025人年の追跡期間中にHSが3761件発生した。HSリスクは、健康診断で2回とも能動喫煙を報告した人(喫煙継続者)に比べて、1回目喫煙+2回目禁煙[禁煙者、調整後ハザード比0.68(95%CI 0.56-0.83)]、2回とも禁煙継続[同0.67(0.57-0.77)]、2回とも喫煙経験なし[喫煙未経験者、同0.57(0.52-0.63)]の人で低かった。1回目禁煙+2回目喫煙再開および1回目喫煙歴なし+2回目喫煙開始のHSリスクは、喫煙継続と同等だった。禁煙者のHSの累積発症率およびリスクは、観察初期には喫煙継続者と同等だったが、禁煙後3-4年で喫煙未経験者に近くなり、統計的有意なリスク低下が持続した[指標日から3-6年:同0.58(0.36-0.92、12年以上:同0.70(0.50-0.97)]。...