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特発性声門下狭窄の切除後再発リスクは年齢と逆相関

2024年10月1日  The Laryngoscope

特発性声門下狭窄のレーザーによるwedge excisionを受けた女性患者85例の後ろ向きチャートレビューを実施し、再発に及ぼす年齢の影響を検討。Kaplan-Meier法を用いて無再発生存率を推定し、Cox比例ハザードモデルを用いて関連性を評価した。 その結果、大半の患者(68%)は閉経後で、初潮が13歳以前、正期産の妊娠歴があり(82%)、ホルモン補充療法を受けておらず(93%)、ホルモン避妊法を非使用で(88%)、3剤併用療法を一部または完全に遵守していた(80%)。年齢が1歳増加するごとに、統計的有意な平均5%の再発リスク低下が見られた(P<0.0001)。65歳超の患者と比較して、35歳未満の患者は再発する可能性がほぼ10倍で(P=0.002)、55-65歳の患者は8倍(P=0.003)、45-55歳の患者は5倍(P=0.009)だった。避妊している女性は避妊していない女性に比べて、再発リスクが74%低下した(P=0.04)。...