進行悪性黒色腫にニボルマブ+イピリムマブで生存改善
2024年10月22日
New England Journal of Medicine
治療歴がない進行悪性黒色腫患者を対象に、イピリムマブにニボルマブを併用する有効性を第III相二重盲検無作為化試験で検討(CheckMate 067試験)。ニボルマブ+プラセボ(ニボルマブ群)およびイピリムマブ+プラセボ(イピリムマブ群)と比較した。全生存期間(OS)および悪性黒色腫特異的生存などを評価した。 その結果、最短追跡調査期間10年で、OS中央値は併用群が71.9カ月、ニボルマブ群が36.9カ月、イピリムマブ群が19.9カ月だった。併用群のイピリムマブ群に対する死亡のハザード比は0.53(95%CI 0.44-0.65)、ニボルマブ群のイピリムマブ群に対する死亡のハザード比は0.63(同0.52-0.76)だった。悪性黒色腫特異的生存期間の中央値は、併用群では120カ月を超え、ニボルマブ群では49.4カ月、イピリムマブ群では21.9カ月だった。3年時点で生存および無増悪だった患者の悪性黒色腫特異的10年生存率は、併用群が96%、ニボルマブ群が97%、イピリムマブ群が88%だった。...
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