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13価肺炎球菌ワクチン40%量接種は全量接種に非劣性

2024年11月2日  New England Journal of Medicine

10価および13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV10およびPCV13)の分割用量の全量に対する非劣性を検証。ケニアの健常乳児をPCV13の全量、40%量、20%量、PCV10の全量、40%量、20%量(初回接種2回+追加接種1回)およびPCV10の全量(初回接種3回、追加接種なし)の7群のいずれかに無作為化により割り付け、初回接種後4週時と追加接種後4週時に免疫原性を評価した。PCV10の分割用量接種がワクチン型10種のうち8種以上またはPCV13の分割用量接種がワクチン型13種のうち10種以上で非劣性基準を満たした場合、全量接種に対して非劣性であると規定した。 その結果、per-protocol解析で、PCV13の40%量は初回接種後に血清型13種のうち12種で非劣性基準(反応閾値に達した参加者の割合の差が10%以下)を満たし、追加接種後に血清型全13種で非劣性基準(IgGの幾何平均抗体濃度の比が0.5超)を満たした。PCV13の20%量およびPCV10の40%量と20%量の全量に対する非劣性は示されなかった。...