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腹壁ヘルニアへのCS法後10年の再手術率低い

2024年12月9日  JAMA Surgery

腹壁ヘルニア患者を対象に、component separation(CS)法の実施率および長期転帰についてコホート研究で検討。入院で待機的腹壁ヘルニア修復術を実施した18歳以上の患者21万8518例(平均年齢69.1歳、女性58.5%)を組み入れた。主要評価項目は経時的なCS法実施率と、あらゆるヘルニア修復術後10年までの再手術率とした。副次評価項目は、手術経験数によって層別化した外科医によるCS法後の再手術率とした。 その結果、CS法実施数は2万3768例だった。実施率は、2007年の1.6%(279例)から2021年の21.4%(1569例)まで上昇していた。調整後10年再手術率は、CS法(11.2%、95%CI 11.0-11.3)の方が、それ以外の修復術(12.9%、同12.8-13.0)よりも低かった(P=0.003)。再手術率は、CS法経験数が上位5%の外科医(11.9%、同11.8-12.1)の方が、下位95%の外科医(13.6%、同13.4-13.7)よりも低かった(P=0.004)。...