子宮筋腫核出術後の合併症リスクにBMIが関連

腹式または腹腔鏡下子宮筋腫核出術の施行患者2万7387例を対象に、体格指数（BMI）と術後合併症との関連について米国外科学会NSQIPデータベース（the American College of Surgeons National Surgical Quality Improvement Program database）を用いて検討。BMIで層別化した30日以内の重大および軽微な術後合併症について評価した。術後合併症にはClavien-Dindo分類を使用した。 その結果、術後合併症発生率は11.4％（3131例）で、低体重患者の9.4％からobesity class III患者の16.1％の範囲だった（P＜0.001）。重回帰分析では、obesity class I患者の方が、正常BMI患者よりも重大な術後合併症の発生率が低かった（調整後オッズ比0.71、95％CI 0.53-0.96）。一方、obesity class II患者では、軽微な術後合併症（同1.17、1.02-1.34）を含む合併症発生率（同1.18、1.03-1.35）が、obesity class III患者では...